doudevilleのblog

『草の糸を空の色に染めて。。。』

2015年12月

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柳染 Willow

柳は奈良時代に渡来し、平安貴族にも愛好されました。

宇津保物語に「やなぎがさね」 源氏物語に「柳の汗杉(かざみ)」として記述があります。

襲の色目(かさねのいろめ)や織色の事を現します。

染色は江戸時代に流行りを見せます。

柳染を染め上げました。

明日からのMarkt Planzでご覧下さい。

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冬に季節も移り。

街路樹の木々も葉を落とし景色も変わりました。

落ち葉たちも冬の準備に入ります。

雨にあたり、

霜に覆われ、

雪の下で眠りながら土に蘇る日を待つ。

銀杏やポプラの落ち葉の色を染めてみました。

憲法色(けんぽういろ) Russet Gold

以前、憲法黒を染めましたが憲法色は茶味のある黒を言います。

江戸初期の兵法師範の吉岡流剣法の祖、吉岡憲法が作り出した。

紋付きを染めるのに使われ江戸時代は黒染めの代名詞にもなった憲法色(吉岡染・憲法染)

ポプラの落ち葉が雨に塗れ少し光沢をおびたような色合いに染め上がりました。


櫨染(はじぞめ) Yellow Gold

山櫨で重ね染めしました。

ウルシ科の落葉高木で果皮から木蝋を採るため戦国時代に中国から伝来しました。

少し赤味をおびた鮮やかな黄色。

銀杏の木が黄色に染まる。
そんな鮮やかな色合いが染め上がりました。

AUROREさまの展示限定にてご提供させて頂きます。

ぜひご覧下さい。

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