doudevilleのblog

『草の糸を空の色に染めて。。。』

2012年05月

かみのかわ CRAFT 1 さんで開催の

イベントに出展致します。


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染井吉野、里桜、

そして2年前にご好評頂きました。
杏を染めて伺います。


日時 6月3日(日曜日)
10:00~15:00 *雨天決行
場所 栃木県かみのかわ Craft 1様

詳しくは此方から↓↓↓
http://comingooday.jimdo.com/

是非、お手に取り今年の杏の色をご覧下さい。
お待ちしております。

イベントに出展して不思議に思う事があります。

ドイリーの日、ストールの日

と旅立つ作品が違います。

土地柄なのか、お客様の違いなのか、

とても不思議です。


そしてドイリーの日が2日間

たくさんのドイリー達が旅立ち嬉しい
限りです。

次のイベントに間に合うのでしょうか

編み編み夜中に編みます。

夜中の2時半で沈没してしまいました。

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宿題は『お花のドイリー』と『いろいろの色』のドイリーです。

杏も染めなくては・・・

深夜の作業が盛りだくさんです。

少しずつ、丁寧に、大切に、楽しみます。

クラモノ。02

ありがとうございました。

蔵の街、栃木市嘉右衛門町を楽しん頂けましたか

初めて参加させて頂いたクラモノで、
たくさんお客様にDou De Villeの糸を
ご覧頂いてとても幸せな2日間でした。

新色の藍御納戸、麹塵もご好評頂き、
ありがとうございました。

いつか、また蔵の街でお会いする日を楽しみにしています。

足をお運び頂いたお客様、
作家仲間の皆様、ありがとうございました。

スタッフの皆様、
そしてお誘い下さった
SCALES-APARTMENTのowner様お疲れ様でした。
お世話になりました。
ありがとうございました。


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ご好評頂いているラミーストールにハーフサイズが出来ました。

ラミー(苧麻)のシングルガーゼをフリンジしたDou de Ville定番ストール

臙脂色 葡萄色(海老茶)に染め上げました。


臙脂色 Karminrot

茜とコチニールを何回も染め重ね、深い重みのある色に染め上げました。


海老茶(葡萄色) Garnet

海老茶は葡萄色から出来た色名です。
葡萄葛(えびかずら)の実が熟して赤紫になり、その赤紫に茶みを加えた色を言います。

女官や巫女以外に緋袴をつける風俗がなかった事から彼女達を『海老茶式部』と呼び、平安時代の才女紫式部にかけて冷やかしたそうです。

右が臙脂色、左が海老茶になります。

是非、お手に取りラミー独特の光沢、
シャリ感をお試し下さい。

明日のクラモノにお持ち致します。

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藍御納戸と麹塵


藍御納戸(あいおなんど)

納戸は衣服や調度品などを納める部屋の事です。

色名の由来は諸説ありますが
ここでは藍を染め上げ納戸に貯蔵し
歳月が過ぎた色合いを藍御納戸

難しい表現ですが御納戸の中のほの暗いくすみの色合いに染め上げました。

たくさんの御納戸色の中から高麗御納戸の次に好きな色合いです。


藍を基本にした御納戸色、藍御納戸は
このほかに、錆藍御納戸、鉄藍御納戸
とあります。

錆藍御納戸は以前、染めた藍鼠より少し明るめで灰みを帯びた色合いのため
違いが判りやすい藍御納戸を染めました。



麹塵(きくじん) Elm Green

麹塵は麹の黴(カビ)のようなくすんだ黄緑色を言います。

天皇が平常着用された袍(ほう)を『麹塵の袍』『青白橡の袍』『山鳩色の袍』

これは何れも同色のようです。

源高明が宮中の年中行事の作法書
『西宮記』に、「麹塵 青白橡 一物」とあり、また後の「山鳩色の袍」も同じ色を指すとあります。

「苅安九十六斤、紫草六斤、灰三石
薪八百册斤」とあり、色法も同じです。

この色の袍を着て臨時祭、舞楽、庭座
、弓場初などに出られたようです。


クラモノ。002
栃木市嘉右衛門町 蔵ノ街に因んだ新色を持ってお待ちしています。

是非、藍御納戸、麹塵をお手に取り色をご覧下さい。

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