doudevilleのblog

『草の糸を空の色に染めて。。。』

2011年09月

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柳鼠と楠


イベント事に題材を決め糸を染めています

秋に入り木々の葉が色を変え始めました

緑色が抜け始め

薄い色になり

やがて赤や黄色そして茶に

紅葉する少し前の葉の色は何とも言い表し様のない不思議な色をしています

緑味が抜けて紅葉の赤や黄色を受け入れるために薄い緑色に変わります

夏が終わった事を告げる薄い緑味の鼠色

柳鼠(やなぎねずみ)が染め上がりました

『鼠』や『茶』『錆』で色の冷たさ、やわらかさ、鈍さを表現しています

柳鼠と楠を那須あーとクラフトフェアにお持ち致します

お手に取り冷めた葉の色…

柳鼠をご覧下さい

写真上から柳鼠、下が楠になります

第3回 那須あーとクラフトフェアに出展致します


日時:10月1日~2日
1日10:00~17:00
2日9:00~16:00

会場:コミュニティガー デン那須倶楽部

那須町高久丙1224
tel 0287-76-1242

東北道 那須インターより車で15分

http://nasu-artcraft.com

那須倶楽部から見る山々はもう紅葉が始まっているでしょうか

赤や黄色く色づいた葉が頂上から少しずつ麓に降りて来る様子が一番好きです

Dou De Villeの糸も少しずつ紅葉が始まります

高原の色、山々の色をお楽しみ下さい

糸が乾きましたら写真を載せていきたいと思います

House&gardenの秋のイベント

お楽しみ頂けましたでしょうか

新色の高麗御納戸

陽射しの中でご覧になりいかがでしたか


編み物をしたり

リネンの糸や色についてお話しする楽しみ

これからも皆様と楽しい時をイベントを通して続けて行けたらと思います

ありがとうございました

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御納戸(おなんど)


遠い昔に染められた草木には当時の流行りがあり、それらは『侘び、寂、粋』に分けられるようです

その中でも侘びから粋へそして流行りへと持て囃された色があります

歌舞伎界の大立役者、四世松本幸四郎に由来する

暗い納戸色

鈴ヶ森の幡随院長兵衛の役柄で合羽が評判になり、その縞柄を彼の屋号である『高麗屋』から高麗納戸と言われ、その人気と共に高麗納戸も流行しました


納戸色には藍御納戸・鉄御納戸・錆鉄御納戸・高麗納戸などたくさんの御納戸色があります

『染物早指南』の下りに『下染め濃い縹色、賀屋の中へ、やしやぽっちり、鉄醤、水等分、酸』と書かれています

納戸の暗い中で藍の色が変化した様子がうかがえます

写真では暗く濃い色になりましたが

緑系の青い寂色に仕上がりました
オリーブ系のCanton Blueです

お手に取って色をご確認下さい

明日House&gardenにデビューします

初めて完成したDou De Villeの御納戸色をお楽しみ下さい

残暑の中…

陶の里さんぽ市にご来場頂きましてありがとうございました

路考茶・利休鼠・矢車附子・橡色はいかがでしたか

路考茶はご好評頂き完売致しました

ありがとうございました

利休鼠・矢車附子・橡色も残り僅かになりました

虹色展・HOUSE&GARDENに展示致します

まだご覧になっていないお客様は是非お手に取って色をご確認下さい


秋のDou De Villeカラーから自分色を発見するのも楽しいですね

山々の色が移り行くのにあわせて赤みの色を発表致します

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